よく働いている時間で評価するんじゃなくて、内容で評価しましょうという話があります。
これを都合のいいように解釈している会社員が多すぎるので少しこの話題を。社内評価を上げたいのならご一読ください。

この話の例としては、
100の仕事を1日8時間(定時)かけてやる人と、
100の仕事を10時間(残業2時間)かけてやる人だと、
長く働いている人の方がしっかり働いてるように見えるけど、
実は短く段取りよくやっている人の方が残業代もかかってないしいいでしょ。
なのに会社は長く働いてる人を評価するのが気に食わない、
というやってる感じの人の主張が多いかと思います。

これ、間違ってはないんですが、
偏見です。

結局出来高評価だよと言いたい上司

比較対象が会社に2割程度いるポンコツ社員との比較です。。
100の仕事を、残業しないとできない人、と比べて優位な印象を持っているだけです。

あなたが会社の中でもできるほうだとしても、
定時で帰ってる時点で仕事量は100です。
もう少し長く働いている人で、
あなたと能力が同等か、むしろちょっと劣る人でも、
あなたより長く働いていたら、
仕事量は110、120とあるでしょう。

あなたが6時定時で100の仕事をこなしたとして、
あなたよりちょっと能力の劣る人が9時帰社で120の仕事をしたとします。

当然120の仕事をする人の方が評価されます。
これは時間で評価しているわけではなく、ちゃんと100と120という
仕事の出来高で評価した結果です。
つまり、仕事の出来高で評価しようとしても、
労働時間が長い方が普通は出来高も多いので評価されるのです。
労働時間が長いからで評価しているのではなくその人のパフォーマンスで評価しています。

残業しているのは仕事が遅いからなのに評価されてるのは間違っている、
とかそういうことではなくで、
本当に会社にたまにいる仕事のできない人はそうかもしれませんが
あなたと競い合うライバルはその人ではないはずです。
単純に長時間働いた方が進む、
仕事の成果が多くなる、評価が高くなるという構図です。

仕事を明日に回すか今日のうちにやるかで大きく変わる

あなたが明日の朝やろうと思っていた資料作成をその人は今日中に終わらせているだけです。
ちょうど、6時に帰る人と9時に帰る人の差、3時間は、午前中の仕事時間くらいです。
6時に帰る人と、9時に帰る人では毎日、毎日、それだけペースが違うということです。
これが一ヶ月積み重なるとかなりの仕事量に差がつきます。
仕事量がいっぱいで、とかいっている人に限って、
自分で仕事量を少なくしているケースが多いです。
この仕事楽しようと思ったら明日やろうってなるけど、明日やるんじゃなくてしんどいけど今日やってしまおう、という人は次の日の朝別の仕事を進めることができます。こういう人が会社では強いです。

普通に考えて、長く働けばその分仕事は進みますから、
長く働いた方が評価が高いです。

以上ですが、これは残業を推奨しているわけではなく、
働き方はそれぞれですから、
その人がワークライフバランスでそれなりの給与でそれなりの評価でいいわという場合は、
定時でしっかり100点を取ればいいです。
定時で帰る方にはそれ以上がありませんので、
それなりの評価しか望めません。
ただ、上に上がりたい、とか給与あげたい、という方は、
120点130点を目指す必要があります。

特に自分がハイパフォーマーだと思っていて、
部下とかにも仕事を振るけど、
その本人の収益性が悪くて、自分の利益が出ていないのに、
できる人と思って仕事を早めに切り上げている人、
部下が収益あげてても自分本人の仕事量がこなせていないと
意外とかなり評価低いかもしれません。

自分はパフォーマンスが高いから残業している人は能力低いという偏見について
述べた文章です。
自分しっかり仕事してるんだから定時で帰ってもええやろちゃんと時間じゃなくてパフォーマンスで評価して、とか言う人に、ちゃんと時間ベースじゃなくてパフォーマンスで評価しているよ、と言いたいだけの文章です。

また会社にはいろいろな評価方法や考え方がありますので
あくまで一つの考え方として捉えていただければと幸いです。